2時半30分に起床、いよいよ本番!念願の世界選手権!
こちらのユニフォームを着て出陣です。「JPN」のユニフォームはテンション上がりますね。

このウェアを事前に購入する必要があります。37,000円もしました。宝物にしなきゃです。
コースはスイムは行って来いの1周回3km、バイクは北へ行って帰ってきてから南側の湖を2周回で120km、ランは10km 3周回の30km。
ミドルとロングの中間の距離です。バイクの南側はアップダウンがあるので、ここをどう切り抜けるかで後々のランに影響してきます。ランはほぼフラットです。街中を走るので楽しみです。
4:30頃に4人で宿を出ます。トランジションオープンは4:45です。
まだ真っ暗です。ロングのトライアスロンにはありがちですね。
この暗さも気持ちを高揚させます。
6:20にエリート男子がスタートして6:40にAgeがスタートします。エリート男子にはライオネル・サンダースも出ていました。
スイムのウォーミングアップは各自でスタート15分前までに済ませる必要があります。
スタート時間を待っていると上空でヘリコプターがスタートの様子を撮影していました。本格的です。
いよいよ、Ageのスタート。周りの日本人に握手、外国人に握手してスタートしました。
■スイム 3.0km
バトルはほぼありません。参加している選手は各国の代表なので泳ぎがうまく、手や足が当たっても暴れることなく落ち着いて離れてくれます。
ただ折り返しまでは、太陽がまぶしすぎてヘッドアップしても全くブイが見えませんでした。
周りの人やその先にいる選手たちを見て泳ぎました。
私は左側の息継ぎなので、息継ぎするたびに昨日走った山が見えます。
「あー、昨日あそこ登ったなー。山も海も堪能できて幸せだなー。」とか「世界選手権で泳げるなんて幸せだなー。」などと考えながら泳いでいました。
あっという間にブイに着きました。帰りは太陽の眩しさはなく、快適に泳げました。
陸に到着しました。今日も生きてかえってこれて良かったです。
トランジットでは、同部屋の4人のうち1人が準備していました。もう2人はすでに出発しています。
私も急いでウェットを抜いでトランジションバックに入れてボランティアに渡します。
ボランティアに感謝ですね。
同部屋の1人より早くトランジットを出ることができました。
■バイク 120km
まずはペンティクトンの北側へ10kmほど行って帰ってきます。行きで同部屋の1人を抜きました。
もう一人はまだまだ先にいます。
いつものバイクならどんどん抜くことができて気持ち良いのですが、そこは世界選手権。
皆さん速く、なかなか抜くことができません。外人は特にバイクが速いイメージです。
ペンティクトンの中心部に帰ってくると日本人が「がんばれ、ニッポン!」と応援してくれました。
心が躍る嬉しさでした!
そして南側へ。10kmほどは平坦なのですがスカハ湖から離れる道に入ると激坂が待っています。
あまり力を使わずに登ります。登り終えると少し平坦が続き、また下って湖の反対側(バイクコース図の左側)に向かいます。
いったん中心部に出るとまた激坂があります。
このあたりでへろへろになってしまいました。
一周回を終えて二周回目に入ると外人に抜かれまくりました。
スカハ湖を回りきったあたりで先行していた同部屋の最後の1人を抜きました。
ただ外人に抜かれまくりです。お互いの抜き際に「速いねー。」「You too!」なんてやり取りをしながら楽しみました。
そんなこんなでバイクゴール。
急いでランへ。
■ラン 30km
さあ、得意のランです。
街中は声援だらけです。
外人も「GO!JAPAN! GO! GO!」と応援してくれ「ファオー!フーッ!」と手を挙げて声援に応えながら走りました。
ペースも上々です。バイクでは抜けなかった外人もランならサクサク抜けました。これがまた快感でした!
テンションMAXだったせいか途中はあまり覚えていません。。
ただ一つだけ覚えていることがあります。
ラスト2kmほどで前を走るおばちゃんに「Last?」と聞かれ「Yes.」と答えたら、そのおばちゃんがダッシュで逃げていきました。
どうしても私に負けたくなかったのでしょうか。そのおばちゃんのペースに全く付いていけませんでした。
そしてゴール!ブルーカーペットのゴールは最高に気持ち良かったです。
トライアスロン最高!!!


フィニッシャーズメダルをもらって宿に帰ってすぐにバイクをパッキングしました。
なんとこの日の深夜2時に日本に向けて帰宅なのです・・・
強行スケジュールすぎです(TT)
2時まで飲んでバスでバンクーバー → 成田に帰りました。
帰りの飛行機ではANAの客室乗務員からねぎらいの言葉がありました。
いつかまた海外トライアスロンに出たいな!