トレラン

いまさらながら、UTMF 2019を振り返ってみました。

トレラン
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UTMF2021のエントリーが終わりましたね。12月4日に抽選結果が発表とのことで待ち遠しいです。

今さらですが、2019年に参加したUTMFを振り返ってみました。

大池公園から富士山こどもの国にシャトルバスで移動。

雨。完全なる雨。ザーザーで泥んこ祭り決定です。

屋根がある場所は選手たちでごった返していました。

私は前日のExpoで買ったNORTH FACEのレインジャケットを着て走ることにしました。

コースと高低表はこんな感じ。

30km近辺の天子山地、60km近辺の竜ヶ岳、140kmからの杓子山・霜山のアップがきつそうです。

■START 富士山こどもの国~A1 富士宮 (0km~23km)

12時スタートです。

78km地点のA4 精進湖までは慌てずにゆっくり進む作戦です。

スタート直後は少し登って林道に出ます。林道でも飛ばさずに進みます。

ウォーターステーションを過ぎると真っ直ぐなコース「電線下」に入ります。

ここでは渋滞にハマり、もう少し飛ばせばよかったと後悔しました。

「電線下」も後半になると渋滞は解消されロードに出るころには快適に走れました。

菜の花がキレイに咲いてたり、お婆さんが応援してくれたりして癒されました。

A1富士宮ではあまり休息せずにドリンク補給だけしてすぐに出発しました。

■A1 富士宮 ~A2 麓 (23km~51km)

いよいよ本格的なトレイルに入ります。

難関と言われる天子山地へ。次のエイドまで約30kmあるので飛ばしすぎないように注意しました。

天子ヶ岳までの急坂は淡々と。所々待ちが発生しますが渋滞にはならずに天子ヶ岳山頂に登れました。

息が切れないようにゆっくり登りました。

長者ヶ岳までも淡々と。富士山を楽しみにしていたのですが全く見えませんでした・・・

熊森山に着くころには真っ暗になっていました。

熊森山からの下山で大ゴケしてしまい左足首をひねり、レース中ずっとズキズキする羽目に。。。

熊森山を降りてロードに出ると霧がすごい。ヘッドランプを照らしても霧で前が全く見えません。

視界2, 3mくらいでしょうか・・・かなり怖かったです。

ロードを下りきってしばらく行くとA2麓に到着しました。

楽しみにしていた富士宮焼きそばが待っていました。

めちゃくちゃ美味しかった!ほかにも暖かい飲み物も用意してくれていました。

トイレに行ったりマッタリとしてしまい20分間休憩してしまいました。

■A2麓 ~A3 本栖湖(51km~66km)

出発してしばらくするとトレイルへ。真っ暗ですが周りに選手たちがチラホラといます。

竜ヶ岳までの登りはかなりの急坂でした。立ち止まっている人や寝転んでいる人が何人もいました。

山頂の竜ヶ岳は風が強かった。

竜ヶ岳を下り本栖湖沿いを進みます。平坦&エイドの明かりが遠くに見えるので元気が出ます。

66km A3本栖湖ではドリンクとカステラを補給しました。

■A3 本栖湖 ~ A4 精進湖民宿村(66km ~ 78km)

A3 本栖湖を出るとすぐに山道に入ります。

真っ暗な山道。選手はばらけて周りに人はいなくなり独りぼっちのトレイルです。

真っ暗な道に見えるのはヘッドランプに反射する道しるべのテープのみ。

たまに遠くの選手のヘッドランプがキラキラと光ります。

ナイトトレイルはこれが醍醐味ですね。

細かいアップダウンがあったのでかなり疲弊しました。

そしてA4 精進湖民宿村に到着。ドロップバッグをピックアップできます。

着替え&カップラーメンとカップ焼きそばを食べました。

お湯はエイドでもらえました。ドロップバッグにカップラーメンを入れておくのはかなりおススメです。

だらだらとしてしまい、40分程休んでしまいました。

■A4 精進湖民宿村 ~ A5 勝山(78km ~ 95km)

精進湖民宿村を出ると鳴沢氷穴付近までロードが続きます。

ただこのロードも辛い。ロードの坂がだらだらと続きます。歩いたり走ったり・・・もうへとへとです。

鳴沢氷穴からは足和田山に向けて山に入ります。

山は道が広くハイキングコースというイメージです。ただキツイ。

たぶん90km近く走ってなかったら楽勝なのですが全然走れませんでした。ほぼ歩き・・・

AM5時頃でしょうか。だんだん明るくなってきました。

足和田山は逆側から一度登ったことがあるので山頂までたどり着いたら元気が出ました。

あと少しでA5 勝山。エイドで少し寝る算段です。

足和田山を下りてロードを進みます。すぐにA5に着くかと思っていましたが意外と走らされてキツかった。

やっとエイドにたどり着きました。

A5勝山では暖かいスープをいただきマッサージサービスを受けました。

そして仮眠所で20分ほど横になりました。

毛布があって暖かいのですが興奮してあまり眠れませんでした。

■A5 勝山 ~ A6 忍野(95km ~ 114km)

いよいよ後半戦です。精進湖民宿村を出るとすっかり朝。朝日が気持ち良い。

浅間神社まではロードを淡々と走ります。

信号を待つ間にボランティアの方と会話したり、富士急ハイランドを見たり、気持ちを紛らわしながら走りました。

浅間神社を過ぎるとトレイルに入ります。

A5 勝山~A6 忍野は高低表を見ると比較的平坦だし、知り合いからも大したことないと聞いていたのですが、これがかなり辛い。

急坂の直登が何度も。グロッキーになりつつ何とかA6 忍野にたどり着きました。

エイドの入り口では荷物チェックがありました。ライトと携帯電話のバッテリ残量を確認されましたが無事クリア。

ここでもマッサージサービスを受けて、何だかんだで40分近くいたような気がします。

■A6忍野~A7 山中湖きらら(114km ~ 127km)

忍野を出発すると平坦な田んぼの中を走ります。

淡々と走りたいのですが、足がパンパンで走る→歩くの繰り返しです。

眠さもひどく大平山への登りは記憶にありません。。。

どんな道だったのか、山頂がどうだったのか、、、きつかったのは間違いありません。

A7 山中湖きららに着いた頃には雨がひどく、気温もかなり下がっていました。

エイドで暖かいコーヒーを飲んでも身体が温まりません。

雨の中、知り合いが応援に来てくれました。寒い中に申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで一杯になりました。

手袋をスノーボード用に変えて進むことにしました。

■A7 山中湖きらら ~ A8 二十曲峠(127km ~ 140km)

山中湖きららを出発するとすぐ登りです。

登っているとちらほらと雪が舞ってきました。どおりで寒いわけです。

どうせもう後半だし体力を温存していてもアレなので、登りでも走って身体を温めることにしました。

身体は温まりましたが、雪はどんどん降ってきます。

気が付くころには周りは真っ白になっていました。そして風も強くなり吹雪に。

木が無い場所では猛吹雪です。身体に吹き付ける吹雪&靴から沁みてくる雪で身体が冷えてたまりません。

体力が一気に減っていくのを実感しました。

サバイバルブランケットを羽織りながら歩く人、青ざめながら歩く人、仲間に励まされながらフラフラで歩く人。

私も低体温になりかけてましたので、できることは「エイドまで頑張りましょう」と抜き際に声をかけることだけ。

半袖短パンで走っている外人が信じられなかったです。

パワージェルやスニッカーズを何個食べても体温が上がらず「本当にこりゃヤバイ」と思いながら走りました。

吹雪の中、ボランティアスタッフも誘導してくれてました。感謝です。

スタッフから「あと5kmでエイド」と言われたときはもうウンザリしました。

激しいアップダウン&すべる雪道&吹雪という最悪のコンディションの中では5kmは1時間30分はかかります。

「あと1時間30分、この吹雪の中で走りなさい。」と宣告されたようなもんです。

泣きそうになりながら(泣いてた?)、寒さに凍えながら一歩ずつ進みました。

そして残り1kmのところにボランティアが。

「あと1kmでエイドがあるよ。そこがこのUTMFのゴールだよ。」と言われました。

最初は「?」でしたが中止になったことを知りました。

少しほっとしたので、記念写真を撮ってもらいA8 二十曲峠エイドへ進みました。

ぼやけてます・・・

A8 二十曲峠に到着すると大混雑。ストーブの前に群がっている人がたくさんいました。

私は着替えてあたたかい味噌汁を何杯もいただきました。着替えを持ち歩いていてよかった。

ボスの杓子山や霜山に行けなかったのはかなり残念ですが、このまま杓子山に進んでいたらきっと事故があったかと思います。

私も含めていろんな方が救われたのだと思います。

主催者の英断に感謝です。

A8 二十曲峠からは5km先のバス停まで歩かなければいけず、これも辛かったです。(忍野村役場あたりだったかな?)

しばらく歩いていると雪は止み、空は晴れて、レース中には見えなかった富士山が顔を出しました。

富士山が「みんなお疲れ!」と言ってくれているみたいでした。

バス停に着くと汗冷えで凍えている人がたくさんいました。

改めて着替えを持ち歩いてよかったと思いました。

バスで大池公園まで送ってもらって宿で温泉に入って寝ました。

次こそは100マイラーになりたいな。

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